シカゴの未来はウォウウォウウォウウォウ

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世界が羨むこともなく、ただなだらかに時間が過ぎていった。あのはげしくて、そしてどうしようもない、ワークショップ受付担当の田中が夜逃げしてから10年。私はコンタクトをつけながら借金主婦について考えていた。テレビで見ただけだが旦那に内緒で借金をしてブランド物のバックとかパチンコとかするんだそうだ。さらには化粧品やらアクセサリーをいっぱいかって、近所のママ友グループで自慢しあうんだそうな。それはあの田中がやってたことと似ていた。彼女はテーブルの上に「いつかやること」とメモを残していて、横領してハワイにトンズラ、と書いてあった。

おい田中、絶対逃さねーぞ。そう決めた私も私で借金問題で苦しんでいた。それはもう私が好きな目の薬「アイボン」も変えないぐらいに貧困だった。この前都知事選に出れそうで出れなかった弁護士さんも貧困問題に取り組んでいたそうだが、彼らが取り組めば取り組むほど私は貧困になった。なぜかわかるだろうか。もうこれはかなり説明を要する問題なのでここで細かくは語らない。

しかし私の貧困は激しかった。まずご飯の10粒で1食を過ごした、というと大げさすぎるがそれに近いとも言えた。クレカを噛んでガム代わりにしたこともあった。昔の恋人たち~アモーレ~を思い出し切なく胸を痛めて一日を過ごした。ただ私はわたしの未来はウォウウォウウォウウォウとしか言えなかった。

そんなある日田中とあった。夢のなかで。夢でもしあえてたら素敵なことねぇえ。と歌っていた時に突然それが起きた。おれは追いかけた。金を返せ、もう警察はお前の家を包囲してるんだぞ、包囲網だぞと。そうするとポリスは突然ロボコップになった。夢だから。ロボコップは何を思ったのか、私に向かって住宅ローンを滞納しているのは誰だ?お前じゃないのかと聞いてきた。俺じゃねーよと俺は嘘をついてしまった。こんなことしてたら田中が逃げてしまうぞ、警察はなにをやってるんだ!さっさとつかまえ¥r¥。。。